聖園子供の家の愛犬のカイ君が2025年1月31日、朝8時すぎに天国へ旅立ちました・・・
カイ君は、18年くらい前に高知の修道院から高知のシスターと飛行機で藤沢へやってきました。当時の聖園子供の家の園長先生もシスターでしたので、「ナザレの家で飼ったらどうかしら」と提案してくださり、当時オープンしたログハウス、ナザレの家の番犬として、子どもたちと一緒の生活がスタートしました。この時すでに成犬だったので1歳になっていたとして、藤沢へ来て18年はたつので、もう19歳になる年だったのではないかと思います。人間でいうと90才を超えたおじいちゃん犬です。
(ナザレの家)
人間が大好きで、誰がきても飛びつき、小さい子にも飛びつくので、時にはびっくりさせて泣かせてしまったり・・
幼児さんやベビーホームさんのこどもたちを驚かせてしまうことも何度もありました💦
とても力強く、足も速いので、リードを見せると「お散歩!」と大喜びし、職員の腕が抜けそうになるくらい、強くひっぱり元気すぎるワンちゃんでした。普通のお散歩だけでは足りず、一瞬のすきを見ては、リードが手から外れた瞬間を見逃さずに脱走し、門から飛び出して聖園から出て行ってしまったり、犬小屋のわずかな隙間から何度も脱走し、近隣の方や、交番から電話が来てお迎えに行くことも多々ありました。
(脱走計画中のカイ君)
不死身のカイだと思っていたのですが、2023年頃からだんだんとお散歩の時、足腰が弱くなってき、昨年はお散歩の距離も短くなってきて、体の衰えは私たちからもみてわかるようになってきました。2024年の夏をがんばって乗り越えましたが、冬には自力で立つことも難しくなってきていました。子どもたちも学校へ行く時、帰って来た時、声をかけてくれたり、職員も、聖園に来るお客さまもみんなが気にかけてくれました。最後の日は子どもたちが学校へ行ったあとに、息をひきとりました。獣医の先生も「とても穏やかで、苦しんだ顔ではなかったですし大往生でしたね」と言ってくださいました。今頃、元気に天国で走り回っていることと思います。
カイ、長い間、聖園子供の家でこどもたちと職員を守ってくれて本当にありがとう!天国では聖園子供の家の歴代のワンちゃんたちと元気に走り回ってね!