臨床美術セッションの報告です 9月~12月
9月は「貝殻レリーフ」。木の箱のプラスチック板に紙粘土で貝殻を作り、周りにも色や模様を描きました。
色々な貝殻(本物)を見て、光っていてプラスチックみたい!とかこれがいい!とかワイワイとお気に入りを選んで、貝殻を作っていきます。色も付けて様々な貝殻が出来上がりました。本物そっくりに作ったり、自分の世界でレイアウトしたり、一度作ったのを剥がして作り直したり、最初から貝は作らないと周りを丁寧に塗ったり、みんなそれぞれ個性的な作品になりました。宝箱にする、と大事そうに持って行ってくれた子もいて、嬉しかったです。
10月 お休み
11月は『立体のカボチャ』を作りました。
「カボチャ大好き!」という子も、「え~あまり好きじゃない」という子も。色々なカボチャを、見て、触って、匂いを嗅いで、少し試食して、たっぷり感じて制作スタート。新聞紙を丸めて形を作って、和紙や薄紙など貼っていきます。選んだモデルのカボチャそっくりにしたり、大中小と3つ作ったり、色々な形のカボチャに、思い思いに紙を貼ってくれました。鮮やかでカラフルなもの、優しい色のもの、顔をつけたり、カボチャの写真にあった花と茎をつけたり、思い思いのカボチャができあがりました。子供達の発想は、本当に楽しいです!
12月 カード仕立ての紙に、クリスマスツリーを描きました。
クリスマスのイメージはと聞いたら、プレゼント、お金、ゲームなどと言っていましたが、クリスマスはとても楽しみな様子でした。クリスマスはだれのお誕生日?と聞いてみたら、さすが聖園の子供達、イエスさまと答えくれました。
もみの木の写真を見て、枝の感じや雪の積もり方などを話しながら始めました。木は、枝を一本一本描く子、幹を描く子などそれぞれ。雪も、画面いっぱいに雪を降らせて真っ白は銀世界、大きなぼたん雪、小さな粉雪風まで、バリエーション豊かでした。オーナメント飾りも、サンタさんや小さなプレゼントをハサミで器用に切って貼り付けたり、キラキラのテープを丁寧にはったり、思い思いのアイデアで楽しそうに、そして時々静かに集中して制作してくれました。