お知らせ

2024みその心のかけはしプロジェクト

☆2024.7.27~28 みその心のかけはしプロジェクト☆

みその心のかけはしプロジェクトが実施されました。このプロジェクトは、2022年からスタートしました。

同法人の秋田県にある児童養護施設「聖園天使園」と藤沢市の「聖園子供の家」の子ども同士の交流プロジェクト。

秋田の子どもたちが施設退所後、関東の大学などに進学したり就職したり、地元を離れ一人で生活することはとても不安であり、アフターフォローがすぐにできる距離ではありません。秋田と藤沢の児童養護施設の子ども同士の交流は、地域は遠く離れているけれど、同じ「みその」の子どもとして絆を深め、互いの園を頼り先に出来る様にしていって欲しいとの想いと、子どもた同士の「心の交流」を目的としてスタートしました。

2022年は藤沢から秋田へ。2023年は秋田から藤沢へ。企画、国内旅行という経験をしながら、お互いの地元の良いところを紹介したり、お互いの施設でおもてなしをしあいながら、夏休みの思い出を作っています。

またこちらは皆様からいただいたご寄付のご支援を使わせていただいております。今年も夏休みの思い出を作ることができました。本当にありがとうございました。

(27日~28日 プロジェクトレポート)

2024年は子どもの家の児童6名、職員3名で秋田聖園天使園へ。出発から幸先が悪く、羽田空港に到着目前で事故渋滞に巻き込まれ、搭乗予定だった便に乗れないという事態に。搭乗便を変え、2組に分かれて秋田天使園へ向かう事になりました。

昼頃1組目になった子ども、職員1名ずつ天使園へ到着し、昼食から天使園の子どもたちと交流をしました。1組目の児童は1人で参加だったため終始緊張しており、なかなか秋田天使園の子どもたちと打ち解けられずにいました。しかしスポーツ交流が始まり、バスケの試合を重ねると雰囲気にも慣れてきたのか、休憩時間にボールを持っている秋田天使園児童に1人で声を掛けにいく様子も見られました。同い年の女児も声を掛けに来てくれて、スポーツ交流は楽しくあっという間に終わりました。

 

夕方からは2組目の子どもの家メンバーも合流し、子どもの家と秋田天使園をつなぐZOOM交流が始まりました。昨年に引き続き行われた○×クイズでは、それぞれの施設が県や地域のクイズを、理事長先生が時事ニュースのクイズを出題しました。子どもたちは相談し合いながらクイズを楽しんでいました。新たな試みとして秋田天使園、子どもの家からシスターへ歌のプレゼントをしました。今年の共同製作物は、今年のかけはしプロジェクトのテーマでもある『ライラック』を作成しました。花束にして両施設の園長、理事長先生、シスターにプレゼントしました。

2日目は1日観光の予定でしたが、午前中は1日目に引き続きスポーツ交流、午後は観光を行う事になりました。チームを再編してくださり大盛り上がりのスポーツ交流となりました。1日目にスポーツ交流に参加できなかった子どもたちも、汗を流しながらバスケ・ドッジビーを楽しみました。午後の昼食には秋田名物の稲庭うどんを食べました。他にも伝統的な祭りの竿燈を見たり、体験したりできる施設、秋田県の観光名所でもあるセリオンタワーに行きました。秋田天使園の子どもたち数名も観光に参加してくれて、昼食中や観光中など日々の生活や趣味の話をしていました。子どもの家の子どもたちは、初めて食べる稲庭うどんや初めて見る竿燈と楽しんでくれていたと思います。回を重ねるごとに天使園と子供の家の子ども同士の関わりが深まり、このプロジェクトの目標達成になりました。

子どもの家は来年は迎える側になります。秋田天使園から来る子どもたちに神奈川県・藤沢市の魅力を伝えるとともに、子どもの家に子どもたちともいい交流、つながりの場になるようにしたいと思います。