「みその」の歴史

当法人の前身は、1920（大正９）年５月に、カトリック新潟教区長ヨゼフ・ライネルス師により創立されたカトリック女子修道会「聖心の布教姉妹会」の社会福祉の事業活動です。社会福祉法人みそのの社会福祉は１００年以上の歴史を有しています。

聖心の布教姉妹会においては女子修道会としての活動のほか、大正時代、昭和初期の頃より秋田市、島根県津和野町、名古屋市、岡山市、米子市、新潟市、高知市、藤沢市等で、保育所、医療保護施設、児童養護施没、乳児院、病院等の事業を幅広く展開してきました。戦後、新たな法律体系となってからも女子修道会の活動とは別に、社会福祉法人聖心の布教姉妹会（当時は聖心愛子会）としての法人認可（1958（昭和28）年７月14日）を得て、児童福祉施設の中心に１１都道府県に２７の事業所を有するなど、全国広範囲で幅広い社会福祉の事業を展開してきておりました。

その後、時代状況が変化してくる中、より専門的な社会福祉事業の展開を図っていくために、2008（平成20）年には法人を分割し、岡山市、名古屋市、米子市、高知市等の児童福祉施設については、新たに設立した社会福祉法人みその児童福祉会（初代理事長江草安彦氏）に事業譲渡いたしました。また、2013（平成25）年には社会福祉法人聖心の布教姉妹会の法人名称についても変更認可を経て、改めて社会福祉法人みその（初代理事長江草安彦氏）が新たにスタートしました。

社会福祉法人みそのが聖心の布教姉妹会より引き継いだ事業活動は、1922（大正11）年より続く秋田市保戸野の児童養護施設「聖園天使園」、1946（昭和21）年から藤沢市ではじまった児童養護施設「聖園子供の家」、乳児院「聖園ベビーホーム」、1966（昭和41）年に栃木県烏山町（現那須烏山市）に設立された養護老人ホーム「聖園ヨゼフ老人ホーム」、1999（平成11）年に秋田市寺内で聖園クリニック跡に設立された「みそのホームデイサービス」、同グループホーム、さらに2007（平成19）年開設の小規模多機能型居宅介護施設「マリアの家」です。

なお、当初は社会福祉法人みそのが引き継いだ秋田聖園ベビー保育園は、学校法人聖園学園に事業譲渡され幼保連携型認定こども園として2014（平成26）年４月より運営されています。また、島根県津和野町の「津和野幼花園」については、2020（令和２）年３月を以て社会福祉法人みその児童福祉会に事業譲渡され、引き続き運営されています。

近年の社会福祉法人みそのにおける新たな事業展開としては、2018（平成30）年４月より養護老人ホーム「聖園ヨゼフ老人ホーム」に介護付有料老人ホーム（６床）を併設しました。さらに2019（平成30）年４月には藤沢市みその台に住宅型有料老人ホーム「聖アンナの家」をはじめとする「みその台ケアセンター」を開設するとともに、同年９月に「みその台指定訪問介護事業所」、2021（令和３）年３月には「みその台指定訪問居宅介護支援事業所」を開設しております。

現在活動する事業は以下のとおり、児童福祉、高齢者福祉分野を合わせて１３事業となっており、それぞれの開設年は記載のとおりです。