年次報告

年次報告 - 苦情解決取組状況詳細(平成26年度)

 

聖園天使園

苦情申出人: 利用者本人(女子高校生)
苦情申出年月日: 平成26年5月1日
苦情内容:

女子部内で長い間起こっている、児童間の威圧行動について。
安心・安全を守るというが何も変わっていない。

解決内容等:

全体集会を開催。これから安心・安全な暮らしができるよう職員が努力していくことを表明。児童間の威圧行動、暴力等は許さないことを話し合う。
さらに、中高生部会で詳細について話し合いを持ち、合意形成を図った。

苦情申出人: 利用者本人(女子中学生)
苦情申出年月日: 平成27年1月23日
苦情内容:

パソコンの使用時間を1時間に延ばして欲しい。

解決内容等:

本人の気持ちと説明を聞いた上で、パソコンは共有のものであるため公平に使用できるよう、また、健康などを配慮して原則30分の使用時間を決めたものであること、学校の宿題や調べもの等の場合は延長して使用することができることを伝え、本人の納得を得た。

苦情申出人: 利用者本人
苦情申出年月日: 平成27年1月22日
苦情内容:

・パソコンのフィルタリングを外して欲しい。
・テレビにBSを付けて欲しい。

解決内容等:

・パソコンのフィルタリングを外すことについては、有害サイトに接続した場合、色々のリスクを伴い危険性が大であるため、こころの安全を保つことの大切さについて本人と話し合いを持ち、理解に至った。
・BSをつけることについては、理由を聞いたところ友人が見ているためとのことで本人にとって特別の必要性はなかったため、契約料、受信料もかかるため見送りたい旨を話し、本人は納得した。

 

聖園子供の家

苦情申出人: 利用者本人(女子中学生)
苦情申出年月日: 平成26年4月8日
苦情内容:

部屋替えやメンバー変更の要望と、他の中学生には言わないで自分ばかりに注意するといった職員の指導に対する不満について、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員※が聞き取りを行う。年齢構成のバランスや児童間のトラブル回避などを考えて部屋編成を行ったこと、職員の指導については、同じように注意しているがさらに留意するようホームの全職員に伝えると説明し、了承を得る。

※本人指名職員:話を聞いてもらいたい・相談したい職員として本人が指名した職員

苦情申出人: 利用者本人(女子小学生)
苦情申出年月日: 平成26年5月7日、5月10日、9月8日(3件)、11月5日(2件)
苦情内容:

年上女児とのトラブル(からかわれた、悪口を言われた)、年下女児と言い合いになったことについての訴えが、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて7回にわたり提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。児童間でトラブルになった際に投書されたものが多く、その都度ホーム職員が対応し、既に解決しているケースも多い。本人の了解を得て、ホーム職員にも報告。職員が児童間のトラブルについて気をつけて見守ること、トラブルが減る対応方法を一緒に考えることで了承を得る。

苦情申出人: 利用者本人(男子小学生)
苦情申出年月日: 平成26年5月7日、5月12日、9月22日、10月19日、12月5日、 12月25日
苦情内容:

小学生他児に対する不満(なまいき、悪口を言われた)、年上男児が暴力をふるう(叩かれた)との訴えが、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて6回にわたり提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。既に解決しているケースもあるとのこと。本人の了解を得てホーム職員にも報告し、見守りを依頼することで了承を得る。ホーム児童全員が参加する「子ども会議」において、暴言や暴力について繰り返し話しをすることとする。

苦情申出人: 利用者本人(男子小学生)
苦情申出年月日: 平成26年5月7日、7月21日、9月22日、10月19日、11月11日
苦情内容:

小学生他児に対する不満(なまいき、嫌がらせをされた)、年上男児が叩いてくるとの訴えが、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて6回にわたり提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員、またはホーム長が聞き取りを行う。他児とトラブルになった際の投書。本人の了解を得てホーム職員にも周知。今後、気をつけて見守りを行うこと、トラブルになりそうな時は、その場を離れ職員に告げる等の対応策を一緒に検討し、了承を得る。ホーム児童全員が参加する「子ども会議」において、暴言や暴力について繰り返し話しをすることとする

苦情申出人: 利用者本人(男子小学生)
苦情申出年月日: 平成 26年5月12日、7月14日、12月14日
苦情内容:

年上男児から嫌がらせ(怖がらせてくる)をされたという訴えと、注意をするとき1回目は優しく言って欲しいとの職員への要望が、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて3回にわたり提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。児童間のトラブルについては、関係児童には言って欲しくないとのことであった為、職員間で周知し気を付けて見守ること、再度嫌がらせがある時には職員に伝え、介入することで了承。職員への要望については、本人の了解のもと、当該職員に伝えることで納得した。

苦情申出人: 利用者本人(女子小学生)
苦情申出年月日: 平成26年5月7日
苦情内容:

同室の年上女児(中学生)が、ズボンやパンツを脱がせて股やお尻や胸を触ってくるのでやめて欲しいとの訴えが、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。具体的な時間帯、場所、状況等について聞き、問題解決のためにはホーム職員や児童相談所にも報告する必用があることを説明し、了解を得る。改めて関係児童に対して施設と各児相により聞き取りが行われ、性的な嫌がらせがあったと判断。加害児童を一時保護し、性教育と振り返りを行った。その後、謝罪の場を設け、加害児童が施設へ戻ってからも生活空間を離し、訴えのあった児童の安全に十分に配慮して居室の変更を行い、接点がないように職員が見守っている。訴えのあった児童に対して、定期的に聞き取りを行い、同様の被害にあっていないことを継続的に確認している。

苦情申出人: 利用者本人(女子小学生
苦情申出年月日: 平成26年5月10日、10月30日、12月24日
苦情内容:

年上男児に遊具を無理やり奪われた、年下女児が悪口を言われたと勘違いして石を投げてきたと、他児とのトラブルに関する訴えが、本人の居住するホーム設置の意見箱へ2件、事務所玄関設置の意見箱に1件提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。トラブルがあった際には、本児より口頭で職員にも訴えがあり、対象児童へ指導を行っている。また、児童間でも仲直りができている、とのことで了承を得る。

苦情申出人: 利用者(男子小学生)
苦情申出年月日: 平成26年5月7日、6月15日、8月6日、8月24日、9月4日、10月14日、11月11日(2件)、11月13日、11月29日(2件)、12月5日(2件)、 12月14日
苦情内容:

年下男児からの暴言・暴力(なまいき、悪口を言われた、叩かれた、蹴られた)があった、年上男児から嫌がらせ(おやつをくれと言われた)、暴力(野球の練習後に殴られた)との訴えが、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて14件提出された。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。児童間のトラブルがあった際に投書されたものが多く、その都度ホーム職員が対応し、既に解決しているケースも多い。本人の了解を得て、ホーム職員にも報告。職員が児童間のトラブルについて気をつけて見守ること、トラブルが減る対応方法を本児と一緒に考えることで了承を得る。
8月6日の投書に関しては、「夏休みの野球練習後に殴られた」というものであった。意見箱確認前に、本児の様子から担当職員が直接話を聞き発覚。関係児童に対しても聞き取りを実施。親、関係児相、県にも報告し、対応策を検討。関係児童が複数名であったことから、本児の安全と安心を守るために一時保護を実施。関係児童については、問題全体と個々の児童についての対応を検討し、必要に応じて一時保護や反省期間を設けて対応を行った。部屋を編成し直し、本児と関係児童が同じ部屋にならないようにするなどの対応策をし、本児が施設に戻った。その後も、担当職員が定期的に本児より聞き取りを行い、同様の圧力や暴力が行われていないことを確認している。

苦情申出人: 利用者(女子中学生)
苦情申出年月日: 平成26年6月15日、6月30日
苦情内容:

食事メニューのローテーション(毎週日曜日にカレーを出すのをやめてほしい)について、また、部屋のHDD(TV録画装置)について高校生が優先して使用しているといった使用方法についての要望が、本人の居住するホーム設置の意見箱を通じて2件提出された。

解決内容等:

食事メニューについては、〈職員だけで話し合ってほしい〉との項目にチェックがあり、話し合いを実施。実際には毎週ではなかったが、類似メニュー(シチュー、ストロガノフ等)やカレーの頻度についての希望であった為、給食部会で報告し、2週連続にならないように等、給食業者に工夫をして頂くことになる。本児にも報告し、了承を得る。
HDD使用方法については、部屋会議を行い、職員も含めて再度話し合いを実施、お互い譲り合って使用するとの合意形成を図った。その後の投書は、今のところない。

苦情申出人: 利用者本人(男子高学生
苦情申出年月日: 平成26年10月7日
苦情内容:

一定の金額の貯金ができるまで携帯電話を購入できない、携帯電話購入のルールについての変更を希望。

解決内容等:

本人より指名された職員が聞き取りを行う。再度、ルールの内容を確認し、現在のルールは、携帯電話の購入代金や月々の使用料の支払いを考慮して決めたものと、その理由について説明を行い、本人の了承を得る。

苦情申出人: 利用者の保護者
苦情申出年月日: 平成26年11月3日
苦情内容:

利用者の処遇が一時保護から措置に切り替わってから、子どもが自分に対する態度が変化した(冷たい、避けているように感じる)。子どもから、職員が自分に対して言ったことを聞くと、不信感を抱いてしまう、と口頭での訴えがある。

解決内容等:

保護者の希望により、施設長が聞き取りを行う。保護者の話を十分に聞いた上で、職員からも話を聞き、後日改めて報告を行うことで了承を得る。実際には、保護者が心配していた内容のことを児童に伝えた職員はおらず、施設も職員も、保護者と児童の交流や再統合をサポートしていくつもりであることを説明すると納得し、その後、同様の訴えはない。

 

聖園ヨゼフ老人ホーム

苦情申出人: 職員
苦情申出年月日: 平成26年5月30日
苦情内容:

施設出入りの菓子販売業者より、販売日に介護職員の入所者に対する態度が厳しく、雰囲気が悪いと、職員(苦情申出人)に訴えがあった。

解決内容等:

職員間の話し合いの結果、病気のある入居者の健康管理や、限度なく購入する入居者、聴覚の衰えのある入居者への対応から、つい大声になりがちになることを反省し、販売日が日曜日で職員が手薄であるため、月2回の販売日を1回とし、車イス使用者等、歩行困難な方への補助対応も負担なく行えるよう職員調整を図った。結果、入居者の買い物も無駄がなくなり、ゆとりをもって楽しく買い物ができるようになった。

 

津和野幼花園

苦情申出人: 保護者
苦情申出年月日: 平成26年4月26日
苦情内容:

通園のしおりに、「登園時に食べ物や玩具を持たせないでください。」と書いてあるが、園で朝食を食べている園児がいると聞いた。朝、忙しいのはどこの家庭でも同じと思うので、園に来て朝食を食べることは断るべきとの申し入れがあった。

解決内容等:

入園したばかりで慣れない保護者が、用意した朝食を児童が食べなかったため、おにぎりにして園に持たせたもので、保護者に園の決まりを伝え了解を得、その後持参はなくなった。一方、再度、徹底を図るため、5月の園だよりに、「朝食は午前の活動、遊びを気持ちよく活発にする力になるので、必ず家庭でいただくように」と掲載、配布した。

苦情申出人: 匿名
苦情申出年月日: 平成26年8月18日
苦情内容:

朝、9時30分頃、匿名で「正門が開いているが大丈夫か」との電話連絡を受ける。

解決内容等:

登園時間帯は、基本的に7時30分~9時までとしており、9時に正門を施錠している。園児が外遊びの日はすぐ門の施錠を確認するが、この日のように雨などで登園が遅れる見込みの時は9時30分頃まで門を開けておく場合がある。苦情申出人にはその旨を説明するとともに、安全のための配慮の電話と捉え丁寧にお礼を伝えた。
なお、職員にも電話の趣旨を伝え、職員同士も安全のための配慮を怠らないよう再確認した。

苦情申出人: 保護者
苦情申出年月日: 平成26年8月20日
苦情内容:

午後5時頃のお迎えの時間帯に、3歳児クラスの男児が自宅方面に歩いて行ったと、他の父兄より連絡を受け、直ちに園長、副園長、担当で男児を追い、無事、園に連れ帰った。
間も無く迎えに来た祖母に事情を説明しお詫びした。母親にはその後すぐ電話で事情説明、お詫びするとともに、祖母と自宅に向かっていることを伝えた。
母親から、このことについて、園として今後どのように対応するかと要望、質問を受ける。

解決内容等:

園児の飛び出しへの具体的な対応について、下記のとおり、母親には口頭で伝え、全保護者に書面で報告した。
①非常出入り口からの登降園の方がいたので、登降園の出入り口は正門のみとする。
②正門脇の小門の施錠位置を子どもの手の届かない高い位置に付け替えた。
③登降園時は、必ず職員と保護者が確認し合い、しっかり引継・あいさつを交わしてから
 自宅、職場に向かう。
④一人ひとりの園児の予測される動きを職員が速やかに把握し、危険を未然に防ぐ。
危機管理が不十分で、このようなことが生じたことを書面にて謝罪し、園の対策への保護者の協力をお願いした。

 

みそのホームマリアの家

苦情申出人: 利用者本人
苦情申出年月日: 平成26年6月4日
苦情内容:

以前の建物の時は自由に使える冷蔵庫があったのでよかった。備品として設置する予定は
ないか。

解決内容等:

冷蔵庫を備品として設置することを本人に説明し、6月12日に冷蔵庫を購入、設置した。

苦情申出人: 利用者本人
苦情申出年月日: 平成26年6月10日
苦情内容:

副菜のブロッコリーは和えないで、茹でたものをそのまま醤油をかけて戴きたい。

解決内容等:

本人に提供するものについて上記のとおりとするため、連絡ノートに書いて職員同士周知徹底するとともに、台所の冷蔵庫にも貼り出し、食事当番の職員が分かるようにした。